エコクラフトは、紙バンドを編み込んでバッグなどを作る手芸です。
エコクラフトの編み方は、藤手芸や竹細工など、伝統的な工芸で編まれているテクニックを応用したものがほとんどです。


１．素編み
基本の編み方。縦ひもに対して、編み目が交互になるように編みひもを通して編む。２段目は1段目と互い違いになるように編みひもを通して編む。
（縦ひもは奇数にして、1段2段と編み進める場合と、偶数で１段1段つなげながら編む場合がある）

２．飛ばし編み
編み目が交互になるように編みながら、途中で縦ひもを飛ばしながら編む方法。飛ばしたところの編み目が浮き出て、模様になる。縦ひもが偶数の時に編む方法。

３．追いかけ編み
２本の編みひもで、編み始めの位置をずらして接着し、２本同時に編み目が交互になるように編む方法。一度に２段編めるので、早く仕上がる。太いテープより細めのテープで
編む方がきれいに仕上がる。
（縦ひもは偶数）

４．輪にして編む
１段目を編んで寸法を計り、他の段もその長さと同じ長さに全てカットして、ボンドで輪にする。縦ひもに輪を通して１段ごとに交互にはめ込んでいく。
大きさが一定になるのでゆがみにくく、初心者向きの編み方。太めのテープで編む作品向き。

５．ねじり編み
２本の編みひもで、ねじりながら編む方法。編み地を安定させる時や、楕円や円形の作品などでよく使う編み方。なわ編みとも言う。

６。井げた編み
縦ひも２本、横ひも２本を[井]の字の形に組んで編んでいく方法。どんどん編みひもを追加して組んでいき、大きくしていく。編み目が上下交互になるように差し込む。

７．あじろ編み
縦ひも、横ひもも２本ずつ飛ばして、すき間なく編んで模様を出す編み方。
竹細工などでよく見かける伝統的な技法。

８．六つ目編み
これもよく伝統的なカゴなどにある編み方。３方向の編みひもで、それぞれを支え合って、編み目が六角形になる。

９．石畳編み
石畳のように四角に連なった編地は東南アジアの民芸品などで編まれてきた技法。
１こま、１こま編んで、つなげて編んでいく。丈夫でしっかりとした仕上がりになる。